工場マップ FACTORY MAP

① 素材
② 加熱炉
③ 鍛造
④ 焼き鈍し
⑤ 機械加工
⑥ 熱処理
⑦ 切刃加工
⑧ 高周波焼入れ
⑨ 研磨
⑩ レーザーマーキング
⑪ ディッピング
⑫ 包装
⑬ 出荷
★ スプリングハンマー

① 素材

神戸製鋼所からオリジナル特殊合金鋼「マルトロイ」の供給をうけています。
② 加熱炉

材料は誘導加熱炉によって 1,100~1,200℃に加熱され、エアスタンプハンマーのところに送られます。
③ 鍛造

加熱された材料を金型で叩き大まかな形を造ります。これにより金属が鍛えられ、強度の高い製品となります。
④ 焼き鈍し

電気炉で14 時間熱処理を行うことにより鍛造で発生した金属組織のストレスを除去し、安定させます。
⑤ 機械加工

鍛造で造った形を切削で整えていきます。薄刃ニッパーやペンチなど様々な品種を加工しています。
⑥ 熱処理

無酸化連続炉で焼入れと焼戻しを行い、最適な硬さと靭性を引き出します。
⑦ 切刃加工

ペンチなど強力型と呼ばれる品種の刃研ぎを行います。切れ味と耐久性を左右する重要な工程で、全て手作業で行います。
⑧ 高周波焼入れ

硬いものが切れるように刃の部分だけに高周波で焼き入れを行い本体の硬さより更に硬くします。
⑨ 研磨

製品を機械で磨くことにより表面を滑らかに整えます。熱処理で焼入れされた製品は、銀色となり見た目もきれいになります。
⑩ レーザーマーキング

コンピューターに登録されたロゴマーク・品番・製造ロット番号をレーザーで印字します。
⑪ ディッピング

洗浄・防錆処理を行ったのち、ハンドル部分に青・赤・黄など塩ビのグリップをつけます。
⑫ 包装

円滑状態・表面のキズ・ディッピングの不具合など、1 丁1 丁確認しながら包装を行います。
⑬ 出荷

完成した商品は国内はもちろん、世界20 カ国以上に向けて輸出されています。
★ スプリングハンマー

生産性が飛躍的に向上し精度もUP ！燕・三条地域周辺の金属加工業の発展の礎はこのスプリングハンマーが築いたと言っても過言ではありません。