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爪のこと、あなたはどれくらい知っていますか?
知っているようで意外と知らない、「爪」に関する知識や雑学をご紹介します。
爪は皮ふの付属器官です。手と足のそれぞれの指先を保護しています。また、爪・指それぞれの感覚が敏感であり、細かい作業をすることが可能です。
「爪」という漢字の成り立ちは、「手を上からかぶせて、下にある物をつまみ持つ形にかたどられ、つめの意味を表す(漢語林より)」ものです。つまり、爪は指腹に加える力を支えています。
指先の先端の部分では、骨は爪の中央の途中までしかなく、骨のない部分では、すべて爪が力を支えています。爪がないと小さなものをつかむこともできなくなります。また、爪の長さが短すぎても、爪の厚みが薄すぎても同じことが起きます。
足の爪の役割は、手の爪と異なり、安定して体を支え、歩く時にも爪先に力を入れる働きを担っています。爪は、手と足の機能に欠かすことのできない大切な部分です。
人間の爪は猿などと同様に平爪(ひらづめ)であり、動物には指先の骨を包む鉤爪と蹄、があります。鉤爪を持つ爬虫類、鳥類、哺乳類では爪は生存のための武器にもなります。馬(奇蹄類)や牛(偶蹄類)は、脚指の先端を蹄で覆っています。人間に例えると、指先だけで体を支え歩行しているのです。
爪の伸びるスピードは、健康な成人で1日約0.1mmです。乳幼児や高齢者で0.07~0.08mmです。指によっても多少異なります。
爪の伸びるスピードは20歳頃に最大の伸びとなり、50代ではスピードが遅くなります。爪は年齢が増えていくことにより厚みを増し、伸びるスピードも遅くなるといわれています。
また、手と足の爪では、足の爪の方が厚く、成長スピードは遅い。冬よりも夏の方が爪の伸びが早くなります。
爪は呼吸をしていません。爪の表面からは常に水分が蒸発しています。
ネイルカラーを塗っても、爪の水分の蒸発は妨げられませんが、付け爪・人工爪(アクリル樹脂)を装着すると、爪の水分の蒸発が妨げられ、自爪は弱くなります。
爪は硬いため、爪の主成分はケラチンという繊維タンパク質からできています。ケラチンはアミノ酸の一種であるシスチンの含有によって、軟ケラチンと硬ケラチンに分けられます。爪はシスチンを多く含んでいる硬ケラチンからできているために硬くなります。